トステム イタリアⅢを電動化@大津市

滋賀県大津市より、トステム窓シャッター「イタリアⅢ」の電動化のご注文を頂きました。
シャッター用の屋外コンセントは、窓のすぐ横にありますので、あとはケースさえ外せれば問題ありません。


今回は実測の際にケースを外す事ができませんでしたので、工事当日にケースを外してから実寸を測り、シャフトを適切な長さにカットして現場加工します。

 

 

トステム イタリヤⅢ 外観

TOSTEM トステム窓シャッター イタリヤⅢの表記

TOSTEM窓シャッター イタリヤⅢ
イタリヤⅢ

右側のケースカバーを外すと、ケースが上下で分割されているのがわかりましたので、下半分を外せば作業が可能です。

右側のケースカバーを外す
右側のケースカバーを外す

左側のケースカバーを留めているビスが雨どいや電気配線に重なって外すのが少し困難です。

左側のケースカバー
左側のケースカバー

電動のカッターで横方向からビスをカットしてケースを外せました。

左のケースビスはカット

スラットの枚数が少し多くてシャフトに留めているビスにアクセスできませんので、右レールを外してスラットを一枚抜きました。同時に自動のラッチバーも切断しました。

スラットを一枚抜く
スラットを一枚抜く

ここからシャフト交換開始です。

シャフト交換準備完了

まずシャフトを下ろしました。

シャフト外し完了

左右ブラケット距離を測ります。

寸法測定
W寸法の測定

シャフトを載せる前に、取付や修理の際に使うクラッチワイヤー用の収納加工をします。

クラッチワイヤー用のチューブ
クラッチワイヤー用のチューブ

新旧の巻取りシャフトです。

トステム・イタリヤとマドモアチェンジのシャフト
巻取りシャフト

現場に合わせてシャフトをカットし再組立て。左右のボルト用の穴位置を合わすのがミリ単位の加工です。
窓シャッターはシャフト受け金具も小さくて加工ができませんので、左右のボルト穴~ボルト穴の距離を測り、それに合わせて新しいシャフトのアルミ筒をカットします。

左シャフト穴合わせ
左シャフト受け

ボルト穴も良い位置にきました。隙間調整のステーをずらせば穴位置はちょうどです。

左シャフト穴の位置合わせ
左穴位置

右の穴位置もぴったりなのでボルトを通します。

右シャフト穴位置とボルト

電源ユニットという部品をこの位置に固定します。スラットの巻きに干渉しないように、ギリギリまで絞ってバンドで固定します。

電源ユニットの取付

スラット固定用のナットをセットします。

スラット固定用のナット入れ

サイドの配線を処理します。

配線類の処理

修理の際につかうクラッチワイヤーは、スラットに巻き込まれないように、壁のなかに収納します。他の人が修理に来た際にもわかるように「ワイヤー」と表記。

クラッチワイヤーを壁に収納

この機種は吊環はなく、一番上のスラットをそのままシャフトにビス留めするタイプです。

シャフト交換完了

ケースを取り付けて完成です。

作業完了

シャッターのコンディションもよく、これで電動化で快適にお使い頂けます。
ご依頼ありがとうございました。

窓シャッターもぞくぞく電動化中!