電動シャッターの取替@東大阪市
東大阪市より電動シャッターの取り換えをご依頼頂きました。
何らかの故障で上昇途中にスラットがひっかかり、大きな音もするため、普段はあまり開閉されないとの事。
現場は間口が3.4mあり現在東洋シャッターの電動式がついています。

シャッターの巻取りボックスを下地にしてモルタルで囲い化粧仕上げされていますので、旧ボックスはそのまま残してその中に新しいシャッターを取り付ける方法になります。

ケースを開けてみると、スラットを吊っている「つりかん」が破損してスラットが変形し、ケースの骨組みのC型鉄骨にも干渉している状況のようです。

解体開始

「つりかん」をリベットで補修した跡があります。

この「つりかん」は一度別のタイプに交換されていますが、これも破損しています。

スラットと巻取りシャフトを降ろしましたが、新しいシャッターの取り付け位置に重さに堪えられる下地がありませんので、左右にL型のアングル材を立てて取付下地にします。

右側も同じくアングル材を立てます。

新しい巻取りボックスは現在のものより奥行方向はわずかに小さいのでなんとか入ります。
一部旧ケースの骨組みに当たる部分がありますのでカットして取付け完了。

壁側のバラ板が外れて飛び出していますので、ビス留めします。

電動シャフトをのせて、新しいスラットもつり込みます。

新しい巻取りボックスは縦方向は2㎝ほど大きいので下にはみ出します。

旧ケースとの隙間はケース同色の部材で隠します。

完成後の外観。

以上本日も無事完了致しました。
少し古いシャッターは、現行のものより巻取りボックスが大きいことが多いですので、旧ケースを外すことができない場合も、その内側に新しいシャッターを取り付ける事ができる場合が結構あります。
現行型は電波も強力になりましたのできっとご満足頂けるかと存じます。
長くお使い頂ければ幸いです。
ご依頼ありがとうございました。