台風対策で玄関用シャッター取付@橿原市

奈良県橿原市より、玄関用の手動シャッターの取付をご依頼頂きました。

和風建築の広い玄関です。
ガラス部分を全部カバーするため、シャッターの幅はほぼ3mで手動式の最大サイズになります。

巻取りボックスは出来るだけ上げて取付をご希望ということで、
取り付けの強度から考えますと、縦の木枠の上端いっぱいが巻取りボックスの上端になります。

幸い下部はとくに出っ張りもなく、取付に問題はなさそうです。
もし出っ張りや段差がある場合は、一番飛び出た部分に合わせて、下地を追加する必要があります。

<下地鉄板の取付>

シャッターでは巻取りボックスの左右の側板=ブラケットにすべての重さが掛かりますので、縦の木枠では少し強度が足りなく、先に20センチ角程の厚手の鉄板を張り付け、それにブラケットを取り付ける方法にしました。

左側も同様に下地鉄板を付けてその上にブラケットを取り付けます。

特殊な納まりの都合上、通常は壁に打ち付けるはずの「まぐさ」(横枠)が空中になり途中でたわみますので、金具で吊り下げるように補強します。

左右のブラケット位置決めと縦枠の取付ができました。

シャフトをのせて、スラットを順に吊り込んでいきます。

完成。カギは一番下の板(座板)についており、内外両方から操作できます。外からはキーにて、内からはサムターン(ツマミを回す)にて施錠・開錠できます。

今回はステンカラーという色で、和風の外装にも合います。

今回は、玄関引き戸部分に台風対策で手動シャッターを取り付けさせて頂きました。
和風のお宅にも合う落ち着いた外観に仕上がったかと思います。

これで台風でも安心してお過ごし頂けます。
ご依頼ありがとうございました。