旧ラジオートDAX-3を交換@小野市

兵庫県小野市内より三和シャッターのリモコン交換修理のご依頼を頂きました。

事前のお話では、「標準的な巻取りシャッターに一点式のリモコンがついている」との事で、どんな状態かと思いながら現場に向いました。

拝見すると、

シャッターは三和シャッター社製ブロードシャッターに、サンオート用のコーティングスラット。
開閉器はSG-10。
それに、リモコンは三和純正の一点式ラジオートDAX-3。

というかなりこだわりの組み合わせになっていました。

三和シャッターの旧型の送信機 DAX-3です。昭和の後期、ごく短期間使われていました。非常にレアな機種で、自分の現場で遭遇するのは初めてです。

ラジオートDAX-3

送信機DAX-3の裏面

DAX-3裏面

送信機は一点式ですが、壁スイッチは3点式です。
当時はまだ防雨型のスイッチボックスではありませんでしたので、電工ボックスの中に収納されていてとても丁寧です。

スイッチボックス
スイッチボックス

開閉器はブロードシャッターの標準機SG10です。

開閉器SG1014LC

これがラジオート受信機DAR-3

ラジオート受信機DAR-3

側面に型式表示

ラジオート受信機DAR-3

内部の基盤。右側に縦に3つ並んでいる黒色の四角い部品がリレーです。写真上側からそれぞれ「停」「閉」「開」の役割です。どうやらリモコン送信機からの1点式の信号は、このリモコン受信機で3点式に交換されてモーターの制御盤に送られるようです。なので通常の三点式のモーターや三点式の壁スイッチとも併用できているようです。

現行型の装置「ラジオート一点式」にはリレーは一つですですので互換性はありません。今回この現場で新しく取り付けられる装置は「三点式」のみです。

ラジオート受信機DAR-3の基盤

壁スイッチの線の確認。
これは三和シャッターの標準のつなぎ方ではありません。

スイッチの配線確認
受信機取り付け

新しい三点式ラジオートを接続。

ラジオート設置
結束

受信機はケース内に設置。
アンテナ線が抜けないようにビニールテープで補強しています。

ラジオート設置完了
新しいラジオート受信機

室内側へのスイッチ増設のご依頼がありましたので、照明スイッチの横に設置。

壁スイッチの増設

新しい送信機は三点式のRAX-H35です。

新しい送信機 RAX-H35

以上、本日も無事リモコン工事を完了しました。

今回の現場では、通常の巻取り式シャッターに、一点式のリモコンが付いていました。
送信機が一点式でも、壁のスイッチが三点式であれば、現行型の三点式リモコン装置で対応可能です。
また壁スイッチの増設なども承ります。

シャッター本体、モーターともにまだまだ調子がよいようですので、長くお使い頂けると思います。

ありがとうございました。